こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイゼン㈱)より
紹介していきたいと思います。
【キャメルとアンゴラ】
キャメルは、フタコブラクダからとれる毛がキャメルとして
衣料用に利用されています。
年間生産2,500トンでほとんど内外モンゴルで生産されます。
脱毛期になると抜け毛が絡まって玉になりぶら下がっているのが
やがて落ちるのでラクダの隊商の最後には落ちた玉を拾って
集める係がついて行くのだそう。
手触りは柔らかく、色はいわゆるラクダ色で脱色が困難なため
そのままか、または濃色に染めて利用します。
アンゴラはアンゴラウサギからとれる毛で、純白で極めて軽く
手触りはなめらかで柔らかい。繊維が弱く製品から毛落ちする
欠点があります。
年間生産6,500トンで中国の生産が98%。
名前のアンゴラは手触り風合いがアンゴラ山羊を想像させるという
ことでアンゴラと呼び習わされたといわれています。