こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイセン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。
【アクリル】
アクリル繊維は、ごく少量の例外を除いて、ほぼ全量が
ステープル(短繊維)で、紡績糸として使用されます。
比重が軽く、熱可塑性を利用してかさ高性に富む紡績糸を
つくることができ、また美しく染めることもできます。
このために、ウール混のセーター、毛布、カーペットなどに
多く用いられます。
また、耐候性はすべての繊維のなかで最も優れるので、
カーテンやイベント用を含む各種の旗にも用いられます。
欠点は、吸湿性が低いために帯電しやすいこと。アイロンを
かけると生地がつぶれて風合いが失われるので織物には
適していません。
一方、制電性や導電性、抗菌防臭、消臭、吸湿発熱などの
機能を備えたタイプも提供されています。