脇本康裕の気になるコラム

2025年06月30日 社長のコラム~サステナ素材って本当にエコなのか?現場のウラとオモテ

最近く聞く「サステナブル素材」
環境配慮、エコ、未来志向、持続可能、社会問題の解決ー
聞こえは良いけれど実際はどうなのでしょうか

エコ素材といえば、オーガニックコットンやペットボトル由来の
再生ポリエステル、とうもろこし由来のバイオ素材などそれぞれ
「環境にやさしい」「資源を無駄にしない」などのメリットが
強調され、ブランドや消費者の関心も高く、サステナ系の訴求は
増えてきているのを感じます

一方、現場では風合いが繊細で縫いにくい、縮みやすい、素材の
バラつきが出やすいなども存在したり、海外のオーガニック素材を
空輸すればカーボンフットプリントが結果的に高くなることも

環境負荷の少ないイメージの再生繊維でも、製造工程で強い
薬品の化学処理が必要な素材もあるといいます

丈夫で長く使える製品が結果的に環境負荷が低いという
「長持ち」のほうがエコよりもサステナブルなことがある
かもしれません

使う側、つくる側、売る側がそれぞれの視点で見極めて
地球にも使う人にもやさしい選択をしていくことが
大切かもしれません


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