脇本康裕の気になるコラム

2022年06月25日 代替肉の市場成長

エシカルな食の話題に「代替肉」のニュースがありまして、最近
私はこの話題が気になっています。

というのも、世界の人口は100憶人を突破すると予想されるといわれて
います。牛肉1kgを生産するのに穀物が10kg必要と言われていますから、
食料問題は今後注目される分野であることは間違いないからです。

代替肉とは大豆などを原料に、肉や魚の味、食感を模した食材。
これまではベジタリアン向けなど市場も限られていましたが、購入者は
ヘルシー志向の消費者が90%と圧倒的に多いのだそう。

アメリカマクドナルドでもビヨンド・ミートとの提携により2021年
11月から試験販売をしているのですが、当初の想定の約3倍に上る
予想以上の人気を博したといい、そうなると日本にもその影響は
少なからず確実に近づいているものと思います。

日本においても、2022年2月9日(肉の日)には、大塚食品、ネクストミーツ、
マルコメの3社が「2030年までに代替肉の購入経験者100%」を目指す
宣言をしました。

課題やおいしさや価格、添加物などまだ解決したければならない問題も
ありそうですが、代替肉の商品は増えていくように感じていて、
今後はスーパーなどでもパッケージを目にする機会が増えるのは確実だと
いえますね。

ちなみに、肉代替市場は2022-2030年の予測期間中に年平均成長率7.7%で
成長し2030年には114億米ドル以上に達すると予測していますー。

pagetop