土の中で袋ごと分解される携帯トイレ「コンポストイレ」を
開発し、特許を取得した記事を目にしました。
震災など水が使えずごみが回収できない状況でも衛生的に
排せつ物を処理できるとのこと。
使い方は、排せつ物を包み込み、水分を吸い取る「捕集
処理剤」と専用の袋を組み合わせて使います。袋に捕集
処理剤を入れて用を足し、使用後はトイレットペーパーも
一緒に入れて口を結びます。音やにおいも少なく気になり
にくいとのこと。
袋も植物からつくった生分解性プラスチック製。土に埋める
と1年ほどで袋ごとほぼ完全に分解されて堆肥になり、
既存の仮設トイレや携帯トイレが役に立たないような
災害現場で活躍が見込んでいるようです。
いままでは、震災などで交通網が断たれるとゴミの回収や
くみ取りができず、そのまま保管するとネズミやカラスの
被害にあり衛生面で問題がありました。
土に戻る特性を活かし、埋めて処理できるため、水道が
使えず、ごみの回収もできない状況では有力な選択肢に
なりそうです。
この土に戻る携帯トイレの開発は、生分解性のある農業用
マルチチシートの技術開発のノウハウを生かしたようです。
プラスチックは分解できないという常識をくつがえし
自然環境に戻る技術はまだまだ応用性がありそうで
環境問題に貢献しそうだと感じます~