脇本康裕の気になるコラム

2022年09月26日 海洋プラスチックごみの再利用


環境保全への意識が高まるなか、海洋プラスチックごみを
活用した文具があるそうです。

三菱鉛筆は海洋プラスチックごみから生成した再生樹脂を
使ったボールペンを開発したほか、コクヨは廃棄された
漁網を使ったペンケースっを発売し、アップサイクル
(価値の高いものに再利用)を推進し、環境に配慮した
商品を選びたい消費者の需要を開拓するとのこと。


このように、最近では海洋廃棄物、特に海洋プラスチック
のごみ問題は世界中で注目され話題になっているので
気になります。

世界経済フォーラムが16年にまとめた報告書では、海洋
プラスチックごみは年間約800~1200万トン排出されていて
50年までに魚よりもプラスチックの量が多くなるという
試算もあるようですからとても深刻な問題です。

海のゴミというと、船の上からペットボトルを捨てたり海に
埋められたゴミがそのまま流出するイメージがありますが、
車のタイヤが走行中に摩耗して飛び散った合成ゴムの破片や、
歯磨き粉、化粧品内のスクラブがそのまま河川から海に
流れたものも海洋マイクロプラスチックになると聞いて
驚きました。


そのようななか、海洋プラスチックごみを回収し、製品
原料として再利用する「マテリアルリサイクル」も
さまざまな企業で工夫されていますし今後も注目して
見ていきたいです。


身近では、例えば服飾業界でも漁網をつかった再生樹脂から
ボタンやパーツを作っています。


海洋プラスチックを再利用する試みは今後もますます
増えていくように感じます~。

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