繊維のネタ帳

2025年06月23日 知っておきたい繊維の知識~アパレル編10

こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識』(ダイセン㈱)より『アパレル編』を
ご紹介していきますのでよろしくお願いします~!

【立体化技法 その2】

縫製工程では、表地の可塑性を利用して、くせ取り、いせ込み、
追い込み(伸ばし)、ダーツ処理などのテクニックによって
平面状の布を立体形状の人体に適合させるようにしています。

また、装飾効果も発揮する立体化技法としてギャザー、
タック、シャーリングなどがあります。

前回の「くせ取り」、「いせ込み」につづいてそれぞれ説明
していきますー

「追い込み」
  布地を両端から中央に向かって伸ばす(寄せる)ようにすることに
  よって布の中央に膨らみを持たせること

「ダーツ」
  人体の立体形状に合わせるために、ふくらみのある部分に合わせて
  布をとり、ふくらみの少ない部分での余り布をつまみ縫いする
  つまみ部分のこと

「ギャザー」
  布地を縫い縮めて、意識的に細かい無造作なシワやヒダを
  つけた(寄せた)もの

「タック」
  平面の布地を身体に合わせるため、また装飾のために布地を
  つまんで縫ったヒダでダーツのように縫い消さないもの

次回は「ポリウレタンストレッチ素材」についてお話しして
いきます~



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