こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識』(ダイセン㈱)より『アパレル編』を
ご紹介していきますのでよろしくお願いします~!
【立体化技法 その2】
縫製工程では、表地の可塑性を利用して、くせ取り、いせ込み、
追い込み(伸ばし)、ダーツ処理などのテクニックによって
平面状の布を立体形状の人体に適合させるようにしています。
また、装飾効果も発揮する立体化技法としてギャザー、
タック、シャーリングなどがあります。
前回の「くせ取り」、「いせ込み」につづいてそれぞれ説明
していきますー
「追い込み」
布地を両端から中央に向かって伸ばす(寄せる)ようにすることに
よって布の中央に膨らみを持たせること
「ダーツ」
人体の立体形状に合わせるために、ふくらみのある部分に合わせて
布をとり、ふくらみの少ない部分での余り布をつまみ縫いする
つまみ部分のこと
「ギャザー」
布地を縫い縮めて、意識的に細かい無造作なシワやヒダを
つけた(寄せた)もの
「タック」
平面の布地を身体に合わせるため、また装飾のために布地を
つまんで縫ったヒダでダーツのように縫い消さないもの
次回は「ポリウレタンストレッチ素材」についてお話しして
いきます~