『知っておきたい繊維の知識』(ダイセン㈱)より『アパレル編』を
ご紹介していきますのでよろしくお願いします~!
【既製服のサイズ】
既製服のサイズ規格は、消費者に適合する製品を生産者が設計し
消費者が選ぶときによりどころとなるものです
従って、人体の現状を合理的に表し、サイズが明確に分かり、
広く知られるようなものでなければいけません
「同じ号数(9号、11号)、同じ記号(S、M、L)であっても
メーカーによって差がある」などという声から1980年に既製品
衣料品の一連の「サイズのJIS」が制定されました
このJISサイズシステムはISOの国際標準に基づいて世界でも
早くに導入されたもので、その後、日本人の体位の向上により
見直しが図られ、成人男女のサイズ規格が改正になり、引き続き
ほかのサイズも逐次改正されています
ISO規格に基づく表示も1966年からできるようになり、項目と
その数値からなる点ではJISと同じですが、体型区分がなく
数値も自由に設定できるので、消費者は各自寸法を正しく
把握し、しかも試着することが一層必要となりました
