こんにちは！

『知っておきたい繊維の知識（素材編）』（ダイセン㈱）より
ご紹介していきたいと思います。

【絹の生産量と魅力】

●世界の生産量は横ばい、日本は激減
1996年のデータではありますが、世界生産量は年6万トン程度で
全繊維生産量6,000万トンのなかでほんのわずかにすぎないが
特に日本人にとって存在感は大きい。
　
国別生産量では中国が7割、インドが2割。日本は明治時代には
世界一の生産量を誇りましたがいまはわずかに650トンになって
しまいました。

●日本の消費量と用途
日本には生糸から製品までいろいろな段階で輸入されているため
正確な数字ではないが、約2万トンを消費していると推測され、
最大の消費国である。洋装の高級用途からインナーウェア、
ナイトウェアへと広まっています。

●何が絹の魅力か
魅力を感じるのは①肌触りの良さ、②上品な艶、③吸湿吸水性、
④優雅なドレープ、⑤強撚しぼ織物、となっています。
肌触りの良さが断然他を引き離しており、③の吸湿性も関連性が
高いのであわせて考えると、スカーフ、インナーなど身近に
肌に触れるもので良さを実感していると考えられています。