こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイセン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。
【ガラス繊維】
ガラス繊維は、シリカを50~80%含み、アルミナ、酸化
カルシウム、酸化ホウ素などの組成からなる繊維で、
長繊維(グラスファイバー)と短繊維(グラスウール)が
あります。
長繊維は耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性にも優れ、プラスチック、
ゴム、コンクリートなどの強化材として、また、プリント
基板用の絶縁クロス、自動車部品、バスタブ、漁船の船体、
建築材料などに広く使われています。
大型ドームの屋根は長繊維のガラス繊維織物にテフロンを
コーティングした膜材で作られています。
一方、短繊維はシート状にして断熱材、防音材、防振材など
として利用され、また、フィルター、電池セパレーター、
消防服などにも用いられています。