暑さの厳しい季節になってきました。
先日みた熱中症の記事によると、2021年の職場における
熱中症死傷災害発生数は547人、そのうち死亡者数は20人
だったようです。
また、そのうちの約4割は、建設業・製造業で発生して
いるとのこと。
入職直後や夏季休暇明けは暑熱順化が不十分とみられる
事例もあったそうで熱中症のリスクはとても高いですね。
そこで、制服・作業服を見直すことで従業員の安全を守る
ためにも「接触冷感」という機能性の高い素材もあります。
接触冷感は温度の高いところから低いところへと移動する
熱の性質を利用して冷たさを感じます。
文字通り、触るとヒンヤリと感じる素材で、熱伝導率の
高い繊維で体温を奪い触れたときの涼しさや冷たさを
感じさせたり、サラッとした肌触りに仕上げるような
触れたときのシャリ感も快適性を高めるための工夫の
ひとつです。
接触冷感素材には、麻・絹・レーヨン・キュプラ・
ポリエステルなどが使用されています。
熱中症予防対策の一環として接触冷感素材の制服や作業着を
取り入れる場合には吸湿性・吸水性にも注目して汗やムレ
にも対応した接触冷感・吸汗速乾性の両方を兼ね備えた
ものにすると快適性が高まるかもしれませんね。
繊維の素材を工夫して暑い夏を少しでも快適に過ごせると
いいですね~♪