脇本康裕の気になるコラム

2024年02月27日 社長のコラム~流れる画像を触って注文

昨年、社会の話題になった客がしょうゆ瓶や回っているすしを
舐めるなどの迷惑行為がSNSで拡散され、大手回転ずしチェーンの
多くはすしを回すのを辞めたと聞きます。

最近では回るコンベアーではなく客席まで届ける仕組みが主流に
なりましたが、目の前で様々なネタが回っていることが回転ずしの
楽しさの原点でもありましたよね。

そんななか、最新装置では客席のパネルに流れるすしの画像を
タッチすると握りや軍艦巻きが届くという画像を触って注文
できる仕組みの特許を取得したコンベアーもあるらしいです。

このほかにも全自動の皿洗い機やすしネタの鮮度管理システム、
皿の分別装置など店内では改善を重ねてより安全に効率よく
変化しているんですね。

回転ずしの国内市場規模は23年に前年比3.8%増の7530億円と
見込まれ、新型コロナウイルス禍でも非接触ニーズを取り込み
成長したほか、コーヒーやスイーツ、ラーメンなどサイド
メニューも充実させて客層を拡大したそう。

インバウンド需要の獲得も期待できることから市場全体では
拡大傾向で、25年には8000億円を超えると想像しているようです。

迷惑行為の防止と省人化の機能を充実させたさまざまな装置は
回転ずし以外の外食産業でも増えていくことは間違いなさそうです。

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