脇本康裕の気になるコラム

2024年01月30日 社長のコラム~図鑑アプリで身近に

スマートフォンで撮影した花や動物の名前・生態がわかる
「図鑑アプリ」の人気が広がっているようです。

画像データを人工知能(AI)が分析する仕組みのアプリで、
見つけた虫や動物、草木の名前を調べて位置情報を含めて
記録できる機能を持っています。
そんな花や鳥の名前を教えてくれるアプリが京都大学発
スタートアップの「Biome」バイオーム。

生物多様性をデジタル化して全ての人が使えるプラット
フォームを作りたいという思いがアプリの着想だそう。

また、学研HDでは傘下のGakkenを通じ、図鑑アプリ
「ナニコレンズ」を提供しており、ナニコレンズで発見した
生物の説明文と図鑑をリンクさせ、わかりやすい説明と
なっているのが特徴だそう。

歩き慣れた道を注視すると花が咲き、鳥が止まっているのを
みて、親子で「これなに」と尋ねられても親が回答できない
とそこで終わってしまいますが、アプリなら図鑑を持ち
歩かなくてもすぐに答えにたどり着けます。

帰宅後に図鑑で詳しく調べれば同種の他の生物などの
知識もあわせて深められますので、そこで好奇心を伸ばし
外の広い世界とつなげれば自然に親しむ人が増えるでしょうね。

バイオームもGakkenともに力を入れているのが野外を
歩き回って撮影して楽しむイベントだそう。

生物多様性と向き合うなかで地域性の高さは重要で市民が
調査活動に参画することは大きな可能性を秘めていますね。

市民が科学的調査に関わる「コミュニティサイエンス」が
注目を集めそうです。

pagetop