スポーツ心理学における「レジリエンス」とは、困難や逆境を乗り越える
過程で、より高い適応力や成長を獲得していく力を指します
単に「精神力が強い」という意味ではなく、失敗を学びに変え、次の
挑戦へとつなげる復元力です
日本サッカーのワールドカップでの活躍は、まさにレジリエンスの積み重ねに
よって築かれてきたのはみなさん感じるのではないでしょうか
振り返ると1993年の「ドーハの悲劇」ではあと数十秒で初出場という場面から
同点に追いつかれ夢を逃しましたが、この悔しさは日本サッカー界を大きく
成長させる原動力となりました
1998年に初出場を果たしてからは歴史的勝利を挙げながらも敗退するなど
そのたびに日本代表は敗因を分析し、育成方法や戦術、選手のメンタル強化を
見直し、次の大会へと活かしてきました
そして現在、日本代表は世界の強豪国と互角以上に戦えるチームへと成長
しています
その背景には、海外リーグで経験を積む選手が増えたこと、育成年代から
心理的な強さを養う指導の充実があります
「失敗しても終わりではない」「次への行動が大切」という考え方が
チーム全体に根付いているのでしょう
レジリエンスというのは一度も失敗しない人の能力でも生まれ持った才能でも
なく日々のトレーニングで鍛えることができます
日本サッカーが何度も悔しさを経験しながら世界で存在感を高めてきたその歩みは、
レジリエンスが力を向上させる重要な要素であったことを私たちに分かりやすく
示してくれていると言えるのではないでしょうか~
